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自分で作ってみよう!
<首輪編>
(難易度:簡単 所要時間40〜50分)

アクセサリーコーナーでも書いたんですが、私の首周りは48cmもあります!気に入ったデザインのものが手頃なお値段で売っていても、絶対に私に合うサイズがありません(泣)。装着できないんぢゃぁ仕方がない!ということで、コレも自作しちゃいましょう!




本来は一枚革、またはハイブリッド革から自分のサイズを切り出すのですが、同じ幅で真っ直ぐ革を切るのは大変難しいのです。

ではどうするのか?というと、市販のベルトを利用しちゃいます!

今回は、ごくうちゃん自らこの顔とスタイルのまま都内各所にあるギャルショップに仕入れに廻ったので、行く先々で「おいっ、そこのピンク!テメェ、何しに来やがったんだよっ!」というオネーチャン方の熱視線を浴びながらも(苦笑)、自信を持ってセレクトした眩しくシルバーに輝く格安合皮ベルト
(税込\390-)を使用します!

 

自分の首周り+5〜7cm位のところでバッサリカットします。
安いベルトですから、失敗を恐れずに度胸を決めて一気に切りましょう!



丁度良いカンジに切れました!

そうしたら実際に首に巻いてみて、キツ過ぎず、尚且ユル過ぎないところを見つけ、印を付けます。


そこをパンチャーで穴を開けます。

見事に穴が開きました!
いちおー開けた穴の大きさを確認するために、一度ベルトを通してみます。


ちゃんと通りました!


、今回購入したベルトの「ベルト通し」部分が、しっかりした金属製のものなのですよ。
腰に巻くベルトならこのままでも良いのですが、コレは首輪にするためのベルトですので、フツーの柔らかいものと換装しちゃいます。



まずこのコーナー頻出の「バンセンカッター」で後ろ側2箇所のカシメを切断します。


「ベルト通し」が外れました。


代わりの「ベルト通し」と入れ替えます。
自分で革端切れを利用して作っても良いのですが、今回はストラップ製作時にはずして余っていた「ベルト通し」を利用します。
色もシルバーで違和感無しです!

新しい平カシメを打ち付けます。
打ち台に乗せて打ち棒を当てがい、木槌で叩きます。

手前に転がっている丸い部品が「平カシメ」です。



換装作業完了しましたぁ〜!



今度はベルトに飾りを付けていきます。

当然パンキッシュに仕上げるため(←何故?)ロンドンスパイク&スタッズ満載のデザインを考えます。

ここで注意する点は、思い切りメタル感を出したいのは山々なんですが、あまり側面部や背面部にまでスパイク類を付けてしまうと、襟付きの衣装を着たときに引っかかって動きづらかったり、最悪のケースだと、大切な衣装にかぎ裂き・大穴を開けてしまうといった惨事になってしまいますので、前面・前側部くらいまでにしておきましょう。


私の場合、前面の左右15cmずつ、合計30cmくらいなら演奏に支障なく飾り付けられそうなので、それに収まるようにデザインを考えます。

これは一番最初に自作した全面ロンドンスパイク首輪によってボロボロにしてしまったビートクルーズ用のステージ衣装です。
見た目のデーハーさだけしか考えていなかったので、このような惨事になってしまいましたぁ〜・・・(泣)。

皆様も首輪を自作する時は十分にお気をつけ下さいませ。


これが今回のデザイン案です。

: ロンドンスパイク
: ピラミッドスタッズ
: コニカルスタッズ

 

ロンドンスパイクの直径がインチ、ピラミッド・コニカル双方のスタッズ共、幅が2分の1インチ(単位のページ参照してね♪)あるので、2分の1インチを23マス分≒292mmに飾り付けることにします。


上の写真のようにベルトを裏返し、矢印から矢印までの距離を測り(49cm強ありました)、その中心に印をつけます。

本当は「銀ペン」で線を引くと良いのですが、1mm以下の細い線引きになりますので、今回は0.3mmのシャープペンシルを使用します。

中心を出したら、ベルト幅38mmの真ん中部分から左右に線を引き、スタッズを取り付ける際の印を付け、さらに左右方向へインチずつ縦に印を付けていきます。


ちょっと見づらいけど、こんなカンジです。


印を付けたところをパンチャーで穴を開けていきます。
パンチャーをお持ちでない方は菱目打ちで穴を開けてもOKです!が、その場合、少し大きめに穴を開けないと1つの穴に2つのスタッズのツメが入るわけですから、やや施工しづらくなっちゃいますよ〜。

 

で、見事に穴を開け終わりました!



そうしたら今度は開けた穴にスタッズを取り付けます。

まずは穴にスタッズをブっ込みます!




次にベルトを裏返して、ラジオペンチでツメを折り、スタッズを固定していきます。
この時、ベルトの裏側に食い込むぐらいにツメを折らないと、首輪を装着した時に、皮膚がツメで傷ついちゃうことがありますので、注意深く作業してください。




とりあえず3マス分のツメを折ってみました。
ベルトに食い込むように折ってあるのがお判りいただけるでしょうか?




表側から見た3マスです。





      左:M  右:L

続いてスパイクを取り付けます。

私はS・M・Lと3サイズあるうちのMとLをそれぞれの場所に使い分けておりますが、今回はデーハーに仕上げるため全てLサイズのヤツを使いますっ!




裏側から台座をネジ込みます。




手でギュっと締め付けます。



最後は裏側の台座の溝にコインをはめ込み、「これでもかあぁぁぁ〜っ!」というくらい締め付けて仕上げます。


スパイクも装着できました!
後はこの作業を23マス分繰り返していけば完成です!



遂に完成しましたっ!
デザイン図通りの出来上がりです!
ビミョーにスタッズが曲がって配置されているように見えるのは気のせいですっ(爆)!
何分、「お気楽テキトー革細工師」が自分用に非営利でやっていることですので大目に見てちょ〜♪



   ↓完成した首輪を裏側から見た図です。






これで終わりでも良いのですが、「ベルト通し」部分が、ちょっぴり寂しい気がしてきました。

ベルト通しの横幅が10mm、縦方向の有効長が40mmあるので、ここに4分の1インチサイズ(単位のページ参照してね♪)のピラミッドスタッズを6個付けちゃうことにしました!

手前のパーツが4分の1インチサイズのピラミッドスタッズです。

首輪に装着した状態で作業するのは、ちょっと難しいですが頑張ります!
  ↑最初の段階で気付かんかぁぁ〜いっ!



 

手順は首輪本体と同じです。
印を付けたところをパンチャーで穴を開けます。



 


スタッズを嵌め込んで裏からツメを折ります。




出来ました!




 

いよいよ最後の仕上げです。

後端の不要部分をハサミで丸くカットします。


 

カットした面が角ばってザラザラしているので、目の細かいヤスリをかけて滑らかに仕上げます。

ウチにはヤスリがないので、踵の角質取り用のものを利用しました(苦笑)。
  ↑コレが結構目が細かくて良いのですぅ〜。


 

どうですか!この滑らかな仕上がりは!

さらにその上に皮革・合皮用の染料を塗って、ヤスリがけした面を保護します。



 

これで本当に完成です!
首輪の全体をご覧くださいませ〜。






実際に装着してみました。



首輪部分のアップです。





今回の材料費

品名 使用数
(単価)
費用
ベルト 1 \390-
平カシメ 2
(@\4-)
\8-
ロンドン鋲(ロング) 15
(@\113-)
\1,695-
コニカルスタッズ 4
(@\25-)
\100-
ピラミッドスタッズ2分の1インチ角) 32
(@\25-)
\800-
ピラミッドスタッズ4分の1インチ角) 6
(@\9-)
\54-
計\3,047-




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